えひめハタラク研究所

仕事のこと私事のこと/愛媛県/27歳/社会保険労務士/ファイナンシャルプランナー

わが家の「保険」加入状況を公開【vol.018_ハタラク通信】

私のところに、家計相談に来ていただける方の条件は様々です。
家族構成・年齢・所得・住宅ローンの有無…

広い条件に当てはめれるようにと
つい、「一般には~」な説明に終始してしまうのですが、
みなさん、別に一般的な話を聞きにきたんではなくて、私の意見を聞きに来てくれてるんですよね。

トライ&エラーを繰り返しながら、毎日が成長、毎日が勉強、な26歳、駆け出し自営業です。
で、保険の相談もお受けしたので、保険の話をば。

保険に対する私のスタンス

私がオススメしたい保険 = 我が家で入っている保険
ではないのかな?と思ったんです。

我が家で入っている保険…のほとんどは
「ネットや郵送で、自分で選んで加入した保険」です。
5つの保険のうち、営業マンから買った保険は1つだけ

① 自動車保険
② 火災保険
③ 生命共済(わたし)
④ 生命共済(夫)
⑤ 個人年金保険(わたし)

注※必要な備えは各家庭で違うので、あくまで、ウチの場合!ですよ!!

① 自動車保険

車を買ったら、問答無用で入りましょう。「対人・対物無制限」に。
夫と結婚したとき、まだ20歳(もちろん免許は初心運転者)だった私のせいで
夫所有の自動車保険がかなり高くなることが分かりました。
インターネットで相見積もりして、
「妻の年齢を申告する必要がない」という理由で、
組み立て式のネット保険に入っています。

② 火災保険

ローンを組む際は、金融機関から斡旋があることが多いですね。
私はそれを断って、自動車保険と同じく、組み立て式のネット保険に加入しました。
(人にオススメされるのがよっぽど嫌なんだなぁ^^;)

ローン残高が減ってきたら、補償金額は見直す予定です。

地震保険にも加入しています。
地震保険の保険金は、家の価値に比べて、決して多くはありません。
「損害をカバーするもの」ではなくて「災害から立ち直るための軍資金」なんです。
地震保険で家を建て直せるわけではないことは、気に留めておきましょうね。

③ 生命共済(わたし)

メインは死亡保障。ちなみ保険金額は夫の7倍です
10年定期のものに入っています。

本当に必要なのは、子供たちが独立するまでの期間。
その後は、生活を保障するべき遺族はそうはいないのです。
(なんなら、2人目が22歳になったら、私は生命保険には入らない予定)
ライフステージに合わせて、保障は見直しましょう。

会社員の公的年金
”遺族厚生年金”は「遺された妻にやさしく」できてます。夫のほうが、受け取れる要件が厳しいんです。
しかも、夫が子供たちを扶養するとなると
今の条件のまま勤務できなかったり、不慣れな家事で生活コストが増えたり…。
だから、我が家では、万が一「父子」で遺された場合の保障のほうを、手厚くしています。

④ 生命共済(夫)

前述のとおり、夫には、死亡保障はほとんどつけていません。

住宅ローンには、”団体信用生命保険”といって、
債務者が亡くなったら、支払いが免除される保障がついています。

「住宅ローンを組んでいる」ことは
「住宅ローンの残債分の死亡保障がある」とも言えるんです。

医療保障で重視するのは「がん」の保障。
治療も長引くし、再発もあるので、
入院期間に上限のない保障が役に立つんです。

⑤ 個人年金保険(わたし)

私が唯一、保険の営業マンから買った保険です。
25~65歳の払い込み総額、690万円なので
うちでは、家の次に高い買い物。

高利率の運用を謳った、ハイリスク・ハイリターン商品です。
が、今私が人にオススメする時は、個人年金より
iDeCoのほうが節税とかお得ですよ~って言ってます。
逆に個人年金保険のいいところは、必要に合わせて解約できる柔軟さ
(と、営業マンからの受け売り?^^;)

みなさん、人生で一番高い買い物は住宅
たぶん二番目に高い買い物は保険です。

住宅も、保険も、自分が本当に信頼できる人から買ってくださいね。。

あなたが払うお金は、その営業マンに払うフィーでもあるんです。
信頼できる、っていうのは何も実績や学歴ではなくて
「何を聞いても、自分に分かる言葉で伝えてくれる」
ってことだと思うのです。

おまけ

個人賠償責任保険」にも、加入しておいたほうがいいでしょう。
保険料は月100円ちょっと。保険金額は1億円、2億円、無制限など…
ほかの保険の、特約になっている、ことが多いでしょうか。

『入っているような気もするけど、どの保険の特約にしたのか忘れた(><;)』
…と二重で加入するのはもったいないです。(入っていたつもりで入っていなかったというのは、もっと怖い)

私は、現役時代はずっと契約し続けるであろう「自動車保険」に付帯させてます。

自転車を使う方がいる家庭では「自転車障害特約」も検討に入りますね。

保険、だけが選択肢ではない

全ての保険においてそうですが、
社会保険と貯蓄でカバーできないか?」を考える観点は必要です。

死亡 → 遺族基礎年金、遺族厚生年金、実家の援助の有無…
入院 → 健康保険、高額療養費、会社や健保組合の補助、貯金…
老後 → 老齢基礎年金、老齢厚生年金、企業年金、退職金…

それから…私、「終身保障」の保険には一つも加入していませんね。
終身型にすると「安心がずっと続く」というメリットは、もちろんあるでしょう。

でも私にとっては「定期的な見直しがしづらい」「割高」
というデメリットが勝るのです。

保険の目的は人によって違う

何のためにその保険に入っていますか?
安心のためなのか、増やすためなのか、貯めるためなのか…

1つの保険にいろいろ機能を持たせるのは、得策ではありません。
私は、自分でよく分からない保険には、加入してはいけないと思っています。

「私の入っている保険は、いつ、いくら貰える」
皆さん、即答できますか?
分からないなら、一度保険会社に確認してみましょうね。