えひめハタラク研究所

仕事のこと私事のこと/愛媛県/27歳/社会保険労務士/ファイナンシャルプランナー

『iDeCo』と『つみたてNISA』キホンのキ!【vol.014_ハタラク通信】

iDeCo(イデコ)に、

つみたてNISA(ニーサ)

この言葉、みなさん一度は、目にしたことがあるのではないでしょうか?
これから将来に向けて、お金を増やしたい人には、必見のキーワードです!
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  • なんとな~く知っているけど、違いが分からない。
  • 実は気になっているけど、どうやって始めたらいいの?
  • 投資の知識が無いから「元本割れ」しそうで不安…。

そんな疑問を解決すべく解説します!
詳しい節税メリットをお話しする前に、今日は「キホンのキ」として
これら2つの制度の共通点をカンタンに説明していきましょう♪

共通点① まだ新しい制度です

iDeCoとは、「個人型確定拠出年金」の愛称です。
「個人型確定拠出年金」の制度が出来たのは2001年。

そこに「iDeCo」という愛称が登場したのは、今から3年前の2016年です。

翌年の2017年1月には、それまで対象ではなかった「専業主婦」や「公務員」なども、iDeCoを利用することができるようになりました。

20歳以上60歳未満なら、だれでも(!)加入できるようになったことを契機に

2016年12月には30.6万人だった加入者は、
2018年12月には112.4万人に。(iDeCo公式サイトより)
2年間で約3.7倍のペースで増えてますね!

ちなみに、2018年12月時点での20~60歳人口は、約7,389万人となっています。(総務省統計局より)

つみたてNISAは、iDeCoよりも新しく
2018年1月にスタートしたばかりの制度です。

「NISA」という制度は2014年1月にスタートしていますが、
この「NISA」と「つみたてNISA」は実は仕組みがかなーり違っています。

2014年に「NISA」
2016年に「ジュニアNISA」
2018年に「つみたてNISA」が…と

兄弟分のように誕生しているNISAたち。
それぞれ違う仕組みで、1人につきどれか1つの制度を選んで使うことになります。

共通点② 税金がオトクになります

iDeCoでは、3つの税制メリットがあります。
なかでも大きいメリットが
「掛け金が、全額、所得控除になる」というもの。
掛金額や年収で、その節税額は変わりますが、

所得税+住民税が、年間〇万円安くなる…ということも珍しくはありません。

10年、20年…と掛け金を掛ける間、毎年メリットを受けることで、効果はさらに大きくなります。

つみたてNISAでは、今支払っている税金が安くなる…わけではありません。
つみたてNISAを使って、投資信託などを運用した場合、
その利益に掛けられる税金が「ゼロ」になるんです。

通常、投資信託などを運用して利益を上げた場合、
約20%の税金がかかります。

たとえば、購入時より1万円高い値段で売却することができた場合、
約20%の税金が引かれると、手元に残る利益は8,000円弱…。

長い間こつこつと積立し、値上がり益が50万円だったら…?
そのうち10万円を税金として支払わなければいけません。
もし、選べるなら!税金が「ゼロ」の口座で運用したいですよね。

共通点③ 「長期」「積立」「分散」投資

iDeCoには「投資信託」、そして「定期預金」「保険」などの元本保証型のものまで、幅広い商品があります。
つみたてNISA、は「投資信託」「上場投資信託」に限られています。

iDeCoのうち「投資信託」で運用する商品や、「つみたてNISA」には
『積立投資』ならではのメリットがあるんです。

「長期で」「積み立てて」「分散して」投資することによって、
・売り買いするタイミングを狙わなくてもいい(初心者でもOK)
・長い期間(20年など)投資すると、元本割れのリスクが減る
・小額から投資を始めることができる(つみたてNISAで、100円から!)

つづく。

2つの制度の共通点。
なんとなく、感じて頂けたでしょうか?(^_^*)

次回は、節税メリットについて
もう少し詳しくみてみましょう!