えひめハタラク研究所

仕事のこと私事のこと/愛媛県/27歳/社会保険労務士/ファイナンシャルプランナー

給料から引かれるおカネの話④雇用保険料【vol.007_ハタラク通信】

<前回の話はコチラ
給料から引かれるおカネの話。最後は雇用保険料】についてです。

雇用保険の給付の代表といえば
失業中に受け取ることのできる「基本手当」がありますね。
失業者だけではなく、ずっと勤めている会社員が受け取ることができる給付もあります。

雇用保険が役立つのはこんな時です。


Point1>失業して、求職活動をするとき
Point2>育児休業や介護休業をとるとき
Point3>教育訓練を受けるとき

失業して再就職を希望する人は、
失業の理由・年齢・これまでの勤務年数 などによって、
それまでの給与の額に応じて給付を受け取ることができます。

求職活動に必要な交通費や、引っ越し費用をカバーする給付もあります。

2017年に新設された「求職活動関係役務利用費」は
面接をするために子供を保育所に預けた場合などに、費用の一部が支給されます。
例えば1日5,000円の保育サービスを利用した場合は
その80%の4,000円が支給されます。


失業者でなく、継続勤務している会社員が受け取れる給付もあります。

育児・介護休業のために収入が減った人に対しては
休業前の給料の50~67%を基本に
育児休業給付金」「介護休業給付金」が支給されます。

仕事に関する専門教育を受けるために学校に通ったり
資格をとるために通信講座を受講したりした場合は
受講料の20%を基本に、「教育訓練給付金」が支給されます。


失業するまで関係ない…と思っていたら勿体ない!
雇用保険、実は意外と受け取れる機会があるんですよね。
<おわり>