評価って大切。【vo.001_ハタラク通信】
従業員のやる気が高いのは、どういう組織でしょうか?
給料が高い?
休みが多い?
人間関係がよい?
様々な要素がありますが、今日注目するのは
「フィードバック」つまり、自分のやった仕事についての評価です。
従業員がやる気を感じる仕事について数値化する「MPS」という計算式があります。
計算の基になる尺度は5つ。
- 多様なスキルが必要な仕事か
- 仕事の全体像が把握できるか
- その仕事の重要性は
- どのくらいの自由度があるか
- フィードバックが与えられているか
1~3は、仕事を有意義に感じるような要素ですね。
会社の命運を握る重要なプロジェクトを任されて、リーダーとして裁量権も与えられており、営業やマネジメントといった多彩なスキルが求められる…といったイメージでしょうか。
4は自律性と言われるものです。自分で決断できることが多くあると、それに伴って責任感も増え、やりがいにつながるということですね。
5つの特性のうち、より重要だといわれているのが4.の自律性、
そして5.のフィードバックです。
フィードバックが0点であれば、このMPSの計算式の結果は「ゼロ」になります。
従業員がどれだけ仕事を有意義に感じていたとしても、 本人への評価が行われていなければ、台無しになってしまうのです。
自分の働きぶりが、周りからどう思われているのか?
みなさんも、一度は考えたことがありますよね。
マジメな従業員ほど、気にしているものかもしれません。
従業員が嬉しく感じる「評価」は、決して金銭的なものだけではないのです。
そしてこの「フィードバック」は何も、プラスの評価だけではないのです。
自分が開発した商品が、市場に受け入れられなかった…としても、それがきちんとフィードバックされているか?
失敗も周囲が見届け、「評価」して、次に繋げることができるような組織になっていれば、次の商品開発へ取り組む姿勢も変わるでしょう。
給与査定や人事考課のために、評価を「集める」企業は多いですが、ぜひ個々人に「フィードバック」するところまで、集めた評価を活用したいですね。