えひめハタラク研究所

仕事のこと私事のこと/愛媛県/27歳/社会保険労務士/ファイナンシャルプランナー

評価って大切。【vo.001_ハタラク通信】

従業員のやる気が高いのは、どういう組織でしょうか?

 

給料が高い?

休みが多い?

人間関係がよい?

 

様々な要素がありますが、今日注目するのは

フィードバック」つまり、自分のやった仕事についての評価です。

 

従業員がやる気を感じる仕事について数値化する「MPS」という計算式があります。

計算の基になる尺度は5つ。

  1. 多様なスキルが必要な仕事か
  2. 仕事の全体像が把握できるか
  3. その仕事の重要性は
  4. どのくらいの自由度があるか
  5. フィードバックが与えられているか

 

1~3は、仕事を有意義に感じるような要素ですね。

会社の命運を握る重要なプロジェクトを任されて、リーダーとして裁量権も与えられており、営業やマネジメントといった多彩なスキルが求められる…といったイメージでしょうか。

 

4は自律性と言われるものです。自分で決断できることが多くあると、それに伴って責任感も増え、やりがいにつながるということですね。

 

5つの特性のうち、より重要だといわれているのが4.の自律性、

そして5.のフィードバックです。

フィードバックが0点であれば、このMPSの計算式の結果は「ゼロ」になります。

従業員がどれだけ仕事を有意義に感じていたとしても、 本人への評価が行われていなければ、台無しになってしまうのです。

 

自分の働きぶりが、周りからどう思われているのか?

みなさんも、一度は考えたことがありますよね。

マジメな従業員ほど、気にしているものかもしれません。

 

従業員が嬉しく感じる「評価」は、決して金銭的なものだけではないのです。

そしてこの「フィードバック」は何も、プラスの評価だけではないのです。

自分が開発した商品が、市場に受け入れられなかった…としても、それがきちんとフィードバックされているか?

失敗も周囲が見届け、「評価」して、次に繋げることができるような組織になっていれば、次の商品開発へ取り組む姿勢も変わるでしょう。

 

給与査定や人事考課のために、評価を「集める」企業は多いですが、ぜひ個々人に「フィードバック」するところまで、集めた評価を活用したいですね。